あずにゃんときつねさんが遍く世界を照らす

つらぽよAdvent Calendar 8日目です。

今日は、世の中あずにゃんときつねさんですぽよ、という話をします。きつねさんとあずにゃんがつらぽよに打ち勝った話をして厄払いをし、世界を再構築する。そんな話だと思ってくれてもいい。またこれはひとつの戦いの終わりであり、どちらかというと敗戦の辞である。しかし、これを以って区切りを付けて、新しい世界に踏み出していけたらと思う。きつねさんください。

※はじめに: 個人の感想であり、効果を保証するものではありません。ご自身の健康問題に関しては医療機関にご相談ください。

つらぽよ

<厄払いされました>

きつねさん

そんな私でも分かることがあります。
つまり、世の中きつねさんですぽよ、ということです。あまりにも自明なのでここでこのエントリを終了してもいい気がしてきました。

それもなんなので、自明でないきつねさんの話をして、ある種のこぎつねさんへの感謝のメッセージとしたいと思います。

この私のつらぽよ期間、特に前半においては、物理的に引きこもっていたという事情もあり、こぎつねさんが一番の主要な話し相手とか相談相手でした。こぎつねさんは、私よりもしっかりしているというか、気が強いというか、現実と戦う力と心構えを持っています。彼女のおかげで、この一連の出来事は戦いになったのだと思います。こぎつねさんがいなければ、去年の8月の時点で全てを捨てて南の島にでも行っていたのではないかと思います。私南の島はあまり趣味じゃないのですが。人生は進展しませんでしたがこぎつねさんとの関係は進展したのだと思います。

あずにゃん

そしてもうひとつ、あずにゃんです。皆さんご存知のとおり、あずにゃんは生きる希望であり人生の楽しさそのものです。そういう言い方がお嫌いなら、あずにゃんはかわいい、それだけでもいい。あずにゃんのかわいさの作用で、我々は生かされている。劇場版のあずにゃんが特に効果が高いので、みんな映画けいおんを見ましょう。

こぎつねさんとの関わりについては内的なものが多く、個人的なこと(private communicationってやつですムフー!)なのであまりうまく書けなかったのですが、あずにゃんとの関わりとその作用については外部から観測可能な形で多く残っています。

特筆すべきあずにゃんインパクトは、今年の9月後半に起きました。映画けいおんを通してあずにゃんが私の魂に作用し、種々の好ましい変化を齎したのです。

時間あたり幸福量が「やや正」から「明らかに正」になったのは、この時のあずにゃんによる作用です。
BDI指数(うつ病の指数のひとつ)も一気に14点改善(中程度うつ→通常)しました。あずにゃんによって、人生が楽しいものであることを観想し、有限の存在としての幸福の形を再確認しました。

映画けいおんがなぜこのような作用を持つのか、私にもよく分かりません。私はこの映画を劇場で五回見ましたが、最初の三回くらいは、眼は現世を生きるあずにゃんそのものを見ながら、心は人生の正しさという作用としてのあずにゃんを観ていた気がします。今回も、つらぽよの中にいる私にあずにゃんが認識を超えた形で作用したのではないかと思うのです。

え、長い? あずにゃんはかわいい、以上です。

もはや戦後ではない

xhl_kogitsune先生の次回作にご期待ください!!

明日はmasawadaさんです。

簡約!? λカ娘 Go!に「きつねさんでも分かるLR構文解析」書きました

またMotiPizzaさん所のLLVM狐さん(この表紙)から派生した妄想原稿なんだ、済まない。
キャラ設定については完全に公式設定とは別になっているのでご注意を。
とりあえずLLVM狐本は一般書籍で出たので、買って職場にさりげなく置いて「あっこんなところにLLVMの本が! 一体誰が?」とかするのに最適ですね!!
MotiPizzaさんの新刊はClangらしいですね。

さて、(他所様の)宣伝はこれくらいにして、λカ娘新刊、「簡約!? λカ娘 Go!」に「きつねさんでも分かるLR構文解析」的な記事を書いたのでそのこぼれ話でも。サンプルPDFも出てます。

ことのはじまり:
C82で3日で出来るLLVMが出る
→買う
当日深夜から妄想開始

名前も乙女コスモから降ってきて、コヨネ(黒髪のバックエンド)とキヒメ(金髪のフロントエンド)に。
※ちなみに名前と、どっちがフロントエンドかっていう設定は公式設定とは異なります。

この翌日時点で4ページくらいのPDFが生成される。
それは結局togetterの妄想リストの大半を取り入れて、λカ娘(4)の第1章「インターフェース」として出ました。二人が仲良くなるまでのお話です。14ページになった。
完全に妄想のみを形にした感じですが、簡約!λ力娘4を2倍くらい楽しむための予備知識。というありがたい技術用語解説ができたりと好評だったようです。

で、今回の簡約!? λカ娘 Go!の記事は、内容的にはLR(k)構文解析法の技術解説がメインな感じになっています。
今回は妄想度とかイチャイチャ度とかが足りませんか? すいません。LR構文解析についてコヨネにレポート書かされるキヒメちゃんの気分で、LRを理解して書くだけで精一杯だったので色々書ききれませんでしたが、舞台裏で何が起きていたのかをここで述べたいと思います。

まずはじめに、物理世界の片隅で私が中華料理を食べていた時、キヒメとコヨネが形式言語理論の話でイチャイチャしだした。有限オートマトンとかpumping lemmaとか。急でしたが当然ThinkPad持っていたので、うおおおお、お前ら馬鹿だろwww(※馬鹿は書いてる私です)とか思いながら、2時間ほど無限中国茶しながらTeXに落としていました。
残念ながら、このあたりの話は今回の原稿には載せられませんでしたが……。

その後、二人の話は文脈自由文法と構文解析の話に。
キヒメ「えるあーるって何?」
コヨネ「えっ」
キヒメ「えっ」
コヨネがおおざっぱに説明しても全然ピンとこないキヒメ。
キヒメ「大丈夫だよ、構文解析はコヨネがしてくれるもん。コヨネ作る人、わたし食べる人」
構文解析は大の苦手なキヒメはあきらめモード。
しかし、自分のテリトリーのことでキヒメにトラウマモードに入られるのが面白くないコヨネは一計を案じます。
コヨネ「LR法は実はinterprocedural control flow analysisとかとも関連があるのよ」
キヒメ「!?」
コヨネ「control flow analysisは好き?」
キヒメ「コード解析大好きです」
コヨネ「じゃあLR法は?」
キヒメ「うっ……」
コヨネ「好きなものからの多項式還元ができるものも好きなはずよね?」
キヒメ「ううっ……コヨネのいじわる」
ともあれ、バックエンドたるキヒメちゃんはコード最適化とかが絡むと反応せざるをえないようで、それからしばらく、コヨネと一緒に論文を漁ってました。
キヒメ「なるほど! コード解析と構文解析の間の関係についてなんとなく分かった気がする!」
コヨネ「じゃあLRは?」
キヒメ「うっ……LRが出てくるの以外は、分かった気がする……」
コヨネ「じゃあ次はLRを分かる番よね?」
キヒメ「ううっ……」
コヨネ「ここまで来て引き返せないわよね?」
キヒメ「それはそうだけど、前に進める気もしないって言うか……」
コヨネ「大丈夫よ、私が手取り足取り教えてあげるから」
キヒメ「ううっ……」
ということで押し切られたキヒメ。たぶん二人はそれぞれ嫌いな○○の前、好きな○○の前、みたいな顔してたと思う。

そうして、LR勉強会が開始されたのですが、コヨネが思っていたよりもかなり難航します。
最初は、教科書とかオンラインの講義資料とかを使ってやっていたのですが、

キヒメ「このLR項って何?」
コヨネ「それはこの黒丸の所まで解析できた、みたいな意味で……」
キヒメ「??????」
コヨネ「えっ…」

キヒメ「なんか、ページめくったらいきなり変な有限オートマトンっぽいものが出てきて分からなくなったんだけど……わたしたち、正規言語じゃなくて文脈自由言語の話してなかったっけ?」
コヨネ「……オーケー。とりあえずその前のページまでは分かってくれた?」
キヒメ「……ごめん、前のページからよく分かってない、です」
コヨネ「……どこまでなら分かったの?」
キヒメ「……さ、さんページめから、分からない、です」
コヨネ「それってd.y.d.で読んだこと以上のことはまだ分かってない、ということね……」
キヒメ「ううっ……わたしってこんなにバカだったっけ……?」

全く理解できないキヒメ。全然分かってもらえないコヨネ。凹む二人。
それでもコヨネはキヒメに分かるような説明をあれこれと考え、3日にわたる二人の勉強会の結果、ついに二人は「キヒメでも分かるLR構文解析」に到達したのであった……!!
めでたしめでたし。

という感じで脳内補完しながら読んでくださるといいかもしれません。

というわけで、2013年8月12日(月) コミックマーケット84 3日目 東ペ06a で参加します
「きつねさんでも分かるLR構文解析」的な記事が載ってる最新刊「簡約!? λカ娘 Go!」の他、前回の妄想記事が載ってる「簡約! λカ娘 (4)」他既刊も頒布予定です。

※単に「書いたよ!」って書くだけのつもりが妄想が展開してしまった。どうしてこうなった。

三つ編みきつねさんあずにゃん表紙誕生物語 または簡約λカ娘の表紙から如何にしてイカ娘がいなくなったのか

この記事は関数型イカ娘 Advent Calendar 2012 の29日目ではありません。

簡約! λカ娘 (4) は無事入稿されましたが、その表紙ができる経緯について書いてみようと思います。

※記憶に基づくものなのと、結構説明はしょってるので一部事実と異なる可能性があります。
※プライバシーのため発言者は伏せてありますが、引用発言は全てサークルメンバーのものです。

はじまり

11月15日、表締め切り直前なのに原稿が2人分(しかも片方は私の書きかけの妄想原稿)しかcommitされていない実際ヤバイ状況の中、表紙絵を外部の人に頼む必要性が確認されて、表紙プロジェクトが始動しました。

そもそも、まずはお願いする人を探さねばならない。

表紙については誰か探してきてお願いするか、知りあいのつて頼るか、ジェネラルたんの時みたいなサービス使ってみるか

ということで、萌えキャラを作ってみたよ: Making of じぇねらるたん を参照しつつファースト・デザイン にアクセスして、画像を見つつ絵師さんを探してみた(締め切り的に、じぇねらるたんの時のような公募すると間に合わないと思ったので誰か決めうちで依頼するつもりでした)。
そして、

!!!!!!!!!!!!!!きつね絵師様発見!!!!!!!!!!!
https://www.fast-d.com/search/engineers/5614?category_id=98

あとはお察しください。

基本設計

さっそく、サークル内でどんな表紙絵がいいかのアンケート。
反応が鈍いので「誰も止めないとマジで狐絵発注しちゃうよ」とか煽って具体案を募る。

きつねさんください
幼い表紙ください
幼いあずにゃんください
百合下さい
ロリきつねさんと幼いあずにゃんの百合
幼いきつねさんとあずにゃんさんがぷにぷにしてる絵でもういいのでは
決まったな
iPSもあるしな
ワロタw

まぁ待てこれはイカ娘本ではなかったのか、という最後の理性のひとかけらがあなたを呼び止める!
と言いつつ、イカ娘関連案は「本格的イカ娘」とかいうのしか出なかったのでこれで「あずにゃんときつねさん」という流れが決定。

上記の七臣ナオミせんせーに依頼、何をどの程度まで指定すればよく分からなかったこともあり、やりとりをしつつ具体案の設定が始まりました。

構図についてはサークル内での議論の結果、

あずにゃんの後ろからきつねさんが抱きついてる構図はいいね!」(抱きつき案)

「じゃああずにゃんときつねさんのおっぱいの間にノートPCが挟まれてる絵ください (どっちも貧乳だった」(PC案)
「だからこそいいのでは!」
「挟むとつらそうというのはあった(ノートPC)」
「つらそうなのがいいんじゃないか!!!」

具体案で採用になったのはこの二つ。

最初は「どこかにλの文字を」とか「ペアプロしている絵」とかの案もあったのですが、「内容考えるとPCっぽい感じ出たほうがいいんだろうけど、それよりは趣味に走るべきという声もする」ということで、途中からきつねさんあずにゃん重点に傾いたのでドロップされました。

きつねさんもふもふ

きつねさんは完全に私の趣味でした。
特に元ネタのいないオリジナルきつねさんです。

あずにゃんが狐耳なら狐耳あずにゃん一人でもいい?」
「狐耳ときつねとは違うというか(黙れ」
「むつかしい…」
あずにゃんが狐耳でもたぶんきつねじゃない気がするし、狐耳でなくてもきつねな場合もあるし、どうせだから金髪きつねさんにしたいしね!」

お前少し黙れ。
ということ(?)で、

  • 金髪
  • 三つ編み
  • スカート (ワンピースでない)
  • 髪や耳や尻尾がもふもふな感じ

という指定に。

あずにゃん制服戦争

あずにゃんは5歳もしくは小学校低学年くらいの年齢で親が着せてくれた私服」
あずにゃんは制服がいい」
「だから私服と言っておろうダラズ」
「制服ある小学校に入ってもらうしか・・・」
「何の制服かが問題だ」
あずにゃんについては私は小学校高学年くらいがいいのではと思いますが」
「制服は中学生高校生に限る」
「制服は中学生に限る」
あずにゃんに着せるならやはり桜高の制服だと思うんだけどな」
「私は桜高でも合格発表の時に着てた中学制服でもいいけど」
「中学生服も良いが、高校制服も捨てがたい…が、どちらかというと中学生服だろうか」
「年齢はそれが似合うぐらいかなあ」
「つまり中学生あずにゃんってことですか?」
「中二かなあ」
「なるほど」
「そういうことにしよう」
「そういうことになった」

最初のラフ

で、PC案と抱きつき案のラフが11/24に送られてくる。
萌え死んだ。

「なんかインスピレーションわいてきた」
「このきつねさん表紙だと私も何か原稿書かないといけない気がしてきた」

表紙ドリブン執筆で二人ほど釣れる。
ここで、あずにゃんの表情に関する興味深い議論があったが、深遠な議論をまとめられる自信ないため割愛。

両方の案とも欲しくなったので、抱きつき案を今回の表紙として依頼しつつ、PC案(ただしPCは邪魔じゃねということで削除された)をとりあえず内部的には私の私費扱い(きつね予算というあまり具体的な使い道のない予算が余っていた)ということにして締め切りをずらして依頼。

そして納品へ

その後は、ロゴ関連とか利用条件関連を詰めて、最後にきつねさんの瞳の色をブラウン系に変えてもらって抱きつき案は最終版へ。

タイトルロゴは私がデザインしました。
(私に考えさせると駅名標っぽいもの作り出すのでアレ)

まとめ

案をまとめたりするのにかなり作文力とか消費しましたが、きつねさんかわいいので幸せでした。

七臣ナオミさん、すばらしい表紙ありがとうございます!

きつねさんあずにゃん表紙の「簡約! λカ娘 (4)」コミケ3日目(12/31)東Y-02aで頒布予定なので是非お越しください!

Windows 7 設定メモ

Windows XPからWindows 7への初の本格的移行なので色々メモ。兼・やりたいこととりあえず列挙して後で調べるためのチェックリスト。

XPの時もやってた初期導入

  • [済]ウィルス対策ソフト
  • [済]cygwin
  • [済]TeX

XPの時もやってた個人設定

Windows XPの時も必要だったデフォルト設定修正

  • [済]フォルダオプション各種: コントロールパネルの下

Windows 7 で追加された余計な機能無効化

  • [済]ウィンドウをドラッグしたまま画面端にもってった時に最大化しようとするのを無効化 - コントロールパネル→「コンピューターの簡単操作センター」
  • タスクバーのグループ化関連(結局のところ、同じグループとか意味ないのでやめたいという話)
    • [済]タスクバー設定; もちろんグループ化などしない
    • タスクバー上の新規ウィンドウの出現位置が「そのウィンドウの属するグループの末尾」になっててどこに出るかを考えるのにO(ウィンドウ数)かかるので、「一番末尾」に変更してO(1)で出現位置予測したい
    • タスクバー上でマウスカーソルとめると「そのウィンドウと同じグループのウィンドウ一覧」のポップアップを出さないようにする

Windows XP ではできたのにできなくなってることをできるように

  • 無線LAN接続の(XPにおける)修復みたいな明示的接続再試行

Windows 7 と XP で無駄に違う所を統一

ググラビリティの低い言語名など

http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_programming_languages と、自分が過去に発見したものとか。何か他にあるっすかね。

一文字

一文字++

  • C++: 昔は++部分が無視されましたがかなり前にちゃんとぐぐれるようになってC++er大勝利
  • A++ J++ R++ X++ もあるらしい

一文字#

  • C#: ちゃんとぐぐれます
  • A# E# F# J# L# P# #S X# もあるらしい

C--

C*

C+-

&-Prolog

ぐぐれないモノ・クイックリファレンス

頻繁に調べたくなるけどぐぐれないもの…主にMakefileにおける $* など、記号だけで構成されていて、なんと呼ぶのかも分からないモノ…の自分用まとめ。必要に応じて追記予定。

bash: $* $@ $# $? $- $$ $! $0 $_

Perl: $| 他多数